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先日、リビングウィル(生前の意思表示)をテーマにしたインスタライブを行いました。


お相手は、元・緩和ケア病棟の看護師であり、現在は「うさぎの夢」という活動を通して、リビングウィルの作成をされている松谷めぐみさん(@usagi_no_yume_livingwill)です。



ライブでは、


  • 「リビングウィルって、どうやって始めたらいいの?」

  • 「がんになったから考える、ではなく、“誰にでも関係ある話”だよね」

  • 「死を考えることじゃなく、“生き方を選ぶ”こと」



など、少しだけ深く、でもあたたかく語り合う時間になりました。




🎥動画は前半・後半に分けて投稿しています



Instagramのリールにて、

前半/後半それぞれ動画でご覧いただけます。


📌【前半動画はこちらhttps://www.instagram.com/p/DKvfte-SY-Y/?locale=ja_JP】



📌【後半動画も本日投稿します】



私が心理士としてがん患者さんのご相談に関わる中で、

「どう生きたいかを言葉にする」ことの大切さを日々感じています。


リビングウィルは、なにかを決めきるための紙ではなく、

“対話を始めるきっかけ”でもあるのだと思います。



今後もこうしたライブや対話の機会を通して、

一人ひとりが「自分らしい選択」をできるようなお手伝いができれば嬉しいです。


ご視聴くださった皆さま、本当にありがとうございました。




📣松谷めぐみさんのご紹介



Instagramアカウントはこちら → @usagi_no_yume_livingwill

「うさぎの夢」という活動名で、リビングウィルや家族の看取りについて発信されています。




✨次回のライブや講座情報は公式LINEでもご案内しています



登録はこちらからどうぞ


 

乳がんと診断されたあと、検索が止まらなくなってしまう——

そんな話を、本当によく聞きます。


「ステージ別 生存率」

「抗がん剤 副作用 いつから」

「全摘 後悔」など……。

寝る前にスマホを開いて、気づけば夜が明けていたという方も。


調べること自体は決して悪いことではありません。

不安を和らげたい、準備をしておきたい。

そんな思いから、検索に走るのはとても自然なことです。


けれど、同じキーワードを繰り返し調べるうちに、

・似たような不安ばかりが増幅してしまう

・自分に当てはまらない体験談まで引きずられる

といったことも起こりやすくなります。


これはいわゆる“ぐるぐる思考”と呼ばれるもの。

心配が心配を呼び、ますます気持ちが苦しくなってしまう。

そんな悪循環に入り込むことがあります。


心理士としては、そんなときこそ次のような視点を持ってほしいと考えています。


  • 「不安だから調べた」ことを責めない

  • 「今の自分に本当に必要な情報か?」と立ち止まって考える

  • 「検索をやめるタイミング」をあらかじめ決めておく



そして、CBT(認知行動療法)では、

「気持ちが変わるのを待つ」よりも、

「先に行動を少し変えてみる」ことで思考の流れが変わることを大切にしています。


たとえば:


  • スマホを閉じてお茶を淹れる

  • 気持ちを書き出してみる

  • 呼吸を整えてみる



そんなちょっとした行動でも、思考のループから距離をとるきっかけになります。


不安をなくすことはできなくても、

その不安に飲み込まれずに過ごす工夫は、きっとできるはずです。


「私は今、何を知りたくて、何に疲れているんだろう?」

そう問いかけながら、自分のこころにも目を向けてみてくださいね。

 

先日、ファイナンシャルプランナー(FP)の方とInstagramライブで「がんとお金」についてお話ししました。


病気になると、気になるのは“命”のこと。

でも実は、“生活”のこと――特にお金の不安も、じわじわと押し寄せてきます。


「この治療、続けていけるのかな」

「収入が減ったら、生活はどうなる?」

「仕事、休むべき?でも休んだらどうやって暮らせば…?」


そんな声を、がん患者さんたちから何度も聞いてきました。


でも、お金のことって聞きづらい。

相談先が分からない。

家族には心配かけたくない。

医療者にも、なんだか聞きにくい。


だからこそ今回のライブでは、「まずは知ること」「相談できる場所があること」の大切さを伝えたくて、FPさんにいろいろ教えていただきました。


特に印象的だったのは、

「備えがある人は“選べる治療”が増える」


という言葉。

お金の話って、がんの“治療の選択肢”にもつながるんですよね。


わたし自身、心理士としてがん患者さんの意思決定支援をしていますが、

「心」と「お金」って、切り離せないテーマだと改めて実感しました。


もし今、「誰に相談したらいいか分からない」「まだ元気だけど、もしもの備えって必要?」という方がいらっしゃったら、どうか焦らず、まずは信頼できるFPさんに話してみてください。


わたしの方でも、心理的な不安や治療選択の悩みに関して、お話を聞く場を用意しています。


心も、生活も、大切にしてほしいから。

これからも、必要な情報を届けていきますね。



 
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