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クリスマスが近づくと、街のイルミネーションや楽しそうな音楽に気持ちがほっこりしますね。今年もあっという間にこんな季節になりました。

先日、子どもたちと一緒にクリスマスケーキを作りました。といっても、本格的なケーキというより、スポンジに生クリームを塗って好きなフルーツを飾るという簡単なもの。

バナナの色が変わってしまって、色味は悪いですがお腹に入ったらなんでも一緒。

美味しく食べられました。

そして、もう一つのイベントは米粉を使ったピザ作り。最近、巷で「腸活」という言葉をみ耳にします。試しに米粉で作ってみたのですが、これが意外と美味しくできたんです!生地をこねるのは子どもたちもお手伝いしてくれました。好きな具材を載せて焼きたてを頬張ると、ほんのり甘みがある米粉ピザは、なんだか心まで優しくなる味でした。


この「手を動かして何かを一緒に作る時間」って、特別な癒しがあるんですよね。手先を使っていると、自然と気持ちが落ち着いてきますし、作り上げることで小さな達成感も得られます。

治療中の方も、少しだけ時間とエネルギーが許せば、


簡単なお料理やクラフトをしてみるのも良いかもしれません。「完璧」を目指さなくても、作る過程や周りと笑い合う時間が、何より大切なんだなと実感しました。

今年のクリスマスは、あなたにとっても小さな幸せが見つかる時間でありますように。


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昨日、新しいホームページの公開を記念して、YouTubeでライブ配信を行いました。今回の配信では、乳腺専門医緩和ケア医、そして臨床心理士という多職種の専門家が一堂に会し、視聴者の皆様に向けて充実した情報をお届けすることができました。


配信内容のハイライト

ライブ配信では、乳がん医療の最先端や、緩和ケアの重要性、オンラインセカンドオピニオンの特徴について、さまざまな角度からお話ししました。以下に主なテーマをご紹介します。


オンラインセカンドオピニオンの特徴

乳がん診療では正確な診断と適切な治療選択が重要です。オンラインセカンドオピニオンは、自宅から安心して専門医の意見を聞くことができる便利なサービスです。特に遠方にお住まいの方や、忙しくて病院に通いづらい方にとって、大きなサポートとなります。配信中には、実際に利用された患者様の声や、サービスの活用方法についても詳しくご説明しました。


ライブ配信を終えて

多くの方にご視聴いただき、コメント欄やアンケートを通じてたくさんのご意見をいただきました。このライブ配信を通じて、乳がん医療や緩和ケアまたはセカンドオピニオンの重要性についての皆様の知っていただければと思います




 

私が病院で緩和ケアやがん医療の心理士として働いていた時から、患者さんたちとの対話を通じて気づいた共通のテーマがあります。それは「医療者とのコミュニケーションの難しさ」です。

診察時間は限られており、その中で医師や看護師との信頼関係を築き、安心感を持ちながら治療を進めるのは容易なことではありません。診察後に「もっと聞けばよかった」と思ったり、あとから新たな疑問が浮かぶこともよくあります。また、患者さんが抱える不安や悩みを医療者に伝えた際、医療者側との間で温度差を感じることもあるようです。医師にとっては多くの患者さんの一人であるとしても、患者さんにとっては医師は「自分を治療してくれる大きな存在」です。そのギャップが、コミュニケーションの困難をさらに深める場合があります。

医療現場におけるコミュニケーションの課題は、患者さんにとっても医療者にとっても避けては通れない重要なテーマです。この壁をどのように乗り越え、患者さんが安心して治療に向き合える環境を作るかは、医療に関わる全ての人々が向き合うべき課題と言えるでしょう。次回のブログでは、この課題に対して私自身が心理士としてどのようにアプローチしてきたのか、そして現在取り組んでいるオンラインセカンドオピニオンとのつながりについてお話ししたいと思います。

患者さん一人ひとりが、自分らしい選択をしながら医療と向き合えるような未来を目指して――次回もぜひお読みいただけたら嬉しいです。



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